サロン経営・集客

ホワイトニングサロンの売上・利益はいくら?損益分岐点と月商シミュレーション

ホワイトニングサロンの売上・利益はいくら?損益分岐点と月商シミュレーションのイメージ
目次 10項目

この記事の流れ

  1. 01売上を分解する
  2. 02損益分岐点を計算する
  3. 03利益が残る条件を確認する

この記事の結論

ホワイトニングサロンの売上は、基本的に客単価 × 月間来店数で決まります。ただし、月商だけでは経営状態を判断できません。家賃・広告費などの固定費と、材料・消耗品などの変動費を差し引いて、いくら残るかを確認することが重要です。

この記事の金額は、計算方法を説明するための仮定例です。実際の売上・費用・利益は、地域、店舗形態、料金設定、集客状況、契約条件などによって異なります。利益や売上を保証するものではありません。

ホワイトニングサロンの売上はどう決まる?

月間売上は、次の式で考えます。

月間売上 = 客単価 × 月間来店数

平均客単価が5,000円の場合の例は、次のとおりです。

月間来店数 月間売上
30人 15万円
50人 25万円
100人 50万円
150人 75万円
200人 100万円

月商100万円を目指す場合も、100万円という数字だけを見るのではなく、客単価をいくらにするか、営業日に対して1日何人の来店が必要かまで分解します。料金の考え方は、ホワイトニングメニューの価格設定と見せ方も参考にしてください。

月商50万円・100万円に必要な来店人数

同じ月商でも、客単価によって必要な来店人数は変わります。ここでは月25日営業として、1日あたりの来店人数も確認します。

平均客単価 月商30万円 月商50万円 月商100万円 月商50万円に必要な1日平均 月商100万円に必要な1日平均
5,000円 60人 100人 200人 4人 8人
8,000円 約38人 約63人 125人 約2.5人 5人
10,000円 30人 50人 100人 2人 4人

必要な来店人数を少なくするために、単純に値上げすればよいわけではありません。地域の競合価格、提供内容、ターゲット、回数券やメンテナンスの設計まで含めて、無理のない客単価を検討します。料金・回数券・メンテナンス設計で、選択肢の作り方を確認できます。

売上=利益ではない|固定費と変動費を分ける

月商50万円でも、経費が40万円なら残るのは10万円です。経費が25万円なら、残るのは25万円です。利益は次の式で考えます。

物件の選び方は、固定費と必要な来店数に直結します。自宅・テナント・マンション一室の簡易比較は、ホワイトニングサロンの物件選びで確認できます。

利益 = 売上 − 固定費 − 変動費

固定費は、月の来店人数にかかわらず発生しやすい費用です。家賃、水道光熱費、通信費、予約・顧客管理システム、広告掲載費、保険、人件費、サービス利用料などが該当します。

変動費は、来店数や売上に応じて増減する費用です。ホワイトニング商材、消耗品、決済手数料、販売手数料などが該当します。

以下のシミュレーションでは、材料・消耗品を1施術あたり200円として計算します。決済手数料、税金、借入返済、オーナー自身の給与などを含めるかは、実際の収支表で明記してください。開業前に確認する費目は、ホワイトニングサロンの開業費用で整理しています。

月50人・100人の利益シミュレーション

ケース1:小規模サロンで月50人来店する場合

平均客単価を7,000円、月間来店数を50人とすると、月間売上は7,000円 × 50人 = 35万円です。

費目 仮定額
家賃 80,000円
水道光熱・通信費 20,000円
広告費 50,000円
システム等 15,000円
材料・消耗品(200円 × 50施術) 10,000円
その他経費 20,000円
経費合計 195,000円

この場合、35万円 − 19万5,000円 = 15万5,000円となり、経費差引後に残る金額は月15.5万円の計算です。

ケース2:月100人来店する場合

同じく平均客単価7,000円、月100人なら月商は70万円です。材料・消耗品は、200円 × 100施術で20,000円とします。

費目 仮定額
家賃 80,000円
水道光熱・通信費 20,000円
広告費 50,000円
システム等 15,000円
材料・消耗品(200円 × 100施術) 20,000円
その他経費 20,000円
経費合計 205,000円

この場合、70万円 − 20万5,000円 = 49万5,000円です。家賃などの固定費は来店人数が増えても大きく変わらないことが多いため、損益分岐点を超えた後は、利用数が増えるほど利益を伸ばせる可能性があります。一方で、予約枠、人件費、広告費が増える局面は別途試算が必要です。

損益分岐点とは?|黒字化に必要な来店人数

損益分岐点は、利益がちょうど0円になる売上または利用数です。これを超えれば黒字、下回れば赤字という目安になります。

月の固定費等を185,000円、客単価を7,000円、材料・消耗品を1施術あたり200円とします。1人来店するごとに固定費の回収に使える金額は、7,000円 − 200円 = 6,800円です。

185,000円 ÷ 6,800円 = 約27.2人

端数を切り上げると、損益分岐点は月28人程度です。月25日営業なら、1日平均約1.1人の来店が必要という計算になります。売上ベースでは、7,000円 × 28人 = 196,000円が黒字化の一つの目安です。

実際には、決済手数料、税金、人件費、借入返済などの有無で数字が変わります。計画を作るときは、固定費を月ごとに洗い出し、1回ごとに増える費用を別にして計算しましょう。ホワイトニングサロンの事業計画書の作り方では、数字を計画に落とし込む手順を解説しています。

損益分岐点を下げる3つの考え方

1. 開業初期の固定費を抑える

売上が安定していない段階で、高額なテナント、必要以上に広い店舗、固定費の高いシステムを増やしすぎると、黒字化に必要な来店数が上がります。開業形態に応じて、物件・設備・広告・運転資金を分けて検討してください。

2. 客単価を適切に設計する

月商50万円を作る場合、客単価5,000円なら100人、客単価10,000円なら50人が必要です。ただし、価格だけでなく、提供内容、選びやすさ、継続しやすさが伝わるメニュー設計が必要です。

3. 新規集客だけに依存しない

毎月100人がすべて新規客であれば、集客コストは大きくなりやすくなります。たとえば新規40人・既存60人のように、既存顧客への案内、次回予約、回数券、LINEでのフォロー、紹介施策を組み合わせると、新規集客への依存度を下げる選択肢になります。集客施策の優先順位は、ホワイトニングサロンの集客方法で確認できます。

新規開業と既存サロンへの導入では収益構造が違う

ホワイトニング事業の始め方には、専門店として新規開業する方法と、既存の美容室・ネイルサロン・エステサロン・脱毛サロンなどに追加する方法があります。

新規開業では、物件取得費、家賃、内装費、広告費、通信費、備品、人件費などを、ホワイトニング事業単体で負担します。一方、既存店に追加する場合は、すでにある店舗、設備、スタッフ、既存顧客、予約導線を活用でき、追加固定費を抑えられる可能性があります。

どちらが有利かは、空きスペース、予約枠、スタッフ体制、現在の客層、必要な追加費用によって異なります。売上だけで判断せず、自店の固定費・変動費・運用条件を入れて比較しましょう。

月商より「利益が残る条件」を確認する

月商100万円という目標を置くことは有効です。ただし、本当に確認したいのは、その売上を作るためにいくら使い、どれだけ利益が残るかです。

  • 客単価 × 来店人数で売上を分解する
  • 固定費と変動費を分ける
  • 損益分岐点の来店数・売上を出す
  • 新規・既存・再来店を分けて記録する
  • 広告費に対して、どの集客経路が予約につながったかを見る

MOCでは、既存サロンへのホワイトニング導入から新規開業まで、店舗条件に合わせた導入方法や運営の相談を受け付けています。具体的な費用や導入条件は、店舗ごとに異なるため個別にご確認ください。

よくある質問

ホワイトニングサロンの月商50万円には何人の来店が必要ですか?

客単価5,000円なら100人、8,000円なら約63人、10,000円なら50人が目安です。営業日数で割り、予約枠と集客方法に無理がないかも確認しましょう。

損益分岐点はどう計算しますか?

月の固定費を、1人あたりの客単価から1人あたりの変動費を差し引いた額で割ります。端数は切り上げ、決済手数料・人件費・借入返済など、実際に負担する費用を含めて計算します。

月商が高ければ利益も高いですか?

必ずしもそうではありません。売上から固定費と変動費を差し引いた額が利益です。広告費や人件費を含む費用構造と、再来店につながる運営をあわせて確認する必要があります。

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自店の条件に合わせて、売上と費用を整理できます。

客単価、予約枠、固定費、利用ごとの費用を分け、継続できる運営条件を確認します。

この記事について

執筆
HAOMIL株式会社 営業担当水戸川
最終更新日
2026.10.07
運営会社
HAOMIL株式会社

執筆者プロフィール:HAOMIL株式会社の営業担当。導入相談・導入後の運営支援で得た知見をもとに、数字と現場運用の確認事項を解説します。

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